コネタ集
トチロー」 また、トチローが倒れた。 「あ〜、やっちまったか・・・・」 寝ぼけ眼でトチローがふにゃりと笑う。 「大丈夫なのか?本当に?」 ベットの上で眠るトチローはキライじゃない。 しかし、青い顔をして眠るトチローはキライだ。 「大丈夫だよ。ば〜か」 ベットから起き上がりトチローは笑う。 トチローの小さな手が俺の髪にのばされる。 ぐしゃりとかき回されるその手が好きだ。 「たいしたことない。いつものことだ」 その、いつもがキライだ。 お前はいつか俺を置いて逝く。 それはすでにトチローの中では確定事項であり、俺達はだからこそ出会い、ここにいる。 俺はトチローより先に死ぬことはない。 死ぬことは許されていない。 「ああ、もうそんな顔すんなって。大丈夫だから」 大丈夫。 お前の大丈夫は嫌いだ。 「泣くな」 「泣いてなんかいない」 「顔が泣いてる」 トチローは笑う。 いつものことだと笑う。 そんなお前が嫌いで好きでたまらないといったら、きっと声をあげてお前は笑うんだろうと少し思った。 |
「おい、エメラルダス」 「なんですか、トチロー?」 「なんで俺のこと好きなんだ?」 理由なんて考えたことなかった。 「言っとくけど、俺とハーロックが横に並んだ場合、まず100%の割合で皆ハーロックを好きになるんだな」 「・・・・・・・・・・・・」 「まあ、自分で言うのも悲しくなってくるけど、俺はチビでガニマタで、眼鏡という三重苦を背負っているわけだ」 「・・・・・・・・トチローは可愛いと思います」 「ごめん、それ嬉しくない。しかも沈黙の後だし」 「でも・・・・・・・・」 「大体、お前ら絶対俺より眼悪いよな。どうやったら俺が『可愛い』という評価につながるんだ?」 どうやら本気で疑問に思っているらしい。 私は小さくため息をついた。 「全部可愛いし、全部好き・・・・では駄目ですか?」 真っ赤になったトチローが可愛くてたまらなくて、抱きしめた私に罪はないと思いますよ。 そこで渋顔している宇宙海賊さん? 貴方だって抱きしめたいくせに。 |
私の携帯の中身(汗)
こんなことばっかり書いてます。
時々更新する・・・・かも?
そしてこれが元ネタとなりSSに発展する可能性も捨て切れません(汗)
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